2012年 09月 08日
gulf of mexico |
前回のLAから今回は死と天国に近い国境の街mexicoのtijuanaに視点をずらそう。
この国は麻薬戦争で年間6万人が命を落とす…
貧富の差が更なるビジネスへと発展し、誘拐、人身売買、武器密売などの犯罪を産んでいる。
そんな前途多難の国で我々は何をしに来たのだろうか?
目に染みるチリソースの香りとフルーツの甘い匂い、動物の死骸か原因不明の死臭が交互に鼻を弄ぶ。
衛生面を気にしてる暇など殺気に溢れたメキシカンと目が合えば砂ぼこりと共に消える。
アミーゴ グラシアス…
バラックの隙間の砂利道で子供達がボールを追いかけ、ジャンキーのメキシカンや白人が指の間から夢を語り、元締めのチーチがチョンに追加を頼む…
メキシコの快楽への追求心はテキーラの度数に比例して高い…
もっと笑わせてくれ。
だが、現実はシビアだ。
この助手席に座ってた奴はまぁ…その先は触れたくねぇ…
とりあえずメキシコの国旗の下で一服するまでは生きていてぇ
破壊された家は再生される事無く景色に溶け込んでいく…
国境を超えた時から感じてた緊張感にライムを絞ると、この国のもう一つの色気に心を奪われた。
何かは分からない…分かろうとしてはいけない。
メキシコの国旗の真下。
財布の中のpesoに引っ付いた巻き紙で不安を巻き、一息…
生きるのに理由など無い…皆、今日を生きるのに必死なのだ…
今回はメキシコ番外編。
次はmeatbrokerに戻り、アメリカの食にメスを入れるぞ!
by dogma29
| 2012-09-08 09:01